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選び方

ネッククーラーは子供には危険?注意すべき点と学校での使用可否について

夏になると急激に売れる「ネッククーラー」ですが、「子供には危険」「先生に使用禁止された」といった話を聞いた方もいらっしゃると思います。

電動タイプなら「確かにバッテリーを使うものは危ないかも」と納得できますが、電気も使わない「PCM素材(アイスリング)」や「接触冷感グッズ」すら危険と言われるのは納得いかない人も多いと思います。

また、この記事を見ている人の中には「子供の通学用に買ってあげたいけど、先生に何か言われたとき不安」という方もいらっしゃると思います。

そこでこの記事では、ネッククーラーが子供に危険といわれる理由や学校の先生に禁止されにくいネッククーラーの選び方などをご紹介したいと思います。

  • この記事を監修した人

橋本 由美

大学の保育児童学科を卒業後、保育士として院内保育所に7年勤務。現在は、高校生と中学生の二人の子供を育てながら、民間の学童保育所で児童指導員に従事。

ネッククーラーは子供には危険と言われる理由

ネッククーラーは子供には危険と言われる理由

ネッククーラーには、電気・バッテリーを使う「電動タイプ」、28℃以下で自然凍結する「PCM素材(アイスリングが有名)」、水で濡らすと冷える「接触冷感」の3種類があります。

このうち、電動タイプは電気・バッテリーを使うので「何となく子供には危ない」というのは想像できると思います。

ただ、電気もバッテリーも使わない「PCM素材」や「接触冷感」が危ないと言われるのは、「何が危ないのか、全く想像できない」という人が多いと思います。

そこでここでは、PCM素材(アイスリング)や接触冷感タイプのネッククーラーに、どういった危険があるのかをついてご説明したいと思います。

アイスリングタイプは事故報告などはない

アイスリングタイプは事故報告などはない

2024年5月時点では、特にアイスリングタイプのネッククーラーに関する事故の報告や注意喚起は出ていません

ただ、小さいお子さんの場合は、「アイスリングを噛んでしまい、中身が飛び出て誤飲するかもしれない」という危険性は心配されているようです。

普通に着用する分には、アイスリングの場合は、冷感素材などが直接肌に触れることもないため、アレルギーなども報告がないようです。

一方で、接触冷感タイプの場合は、冷感素材が直接肌に付くためアレルギーの危険や、首が締まる事故などが報告されているようです。

接触冷感タオルは窒息・アレルギーの危険あり

接触冷感タオルは窒息・アレルギーの危険あり

水で濡らすタイプの接触冷感タオルの場合は、枝や建物の一部にタオルが引っかかって首が締まる事故の報告がよくされています。

また、肌に冷感素材が直接触れるため、一部の製品では「アレルギー性皮膚炎」などの事故報告もあるようです。

水に浸して首に巻くマフラータイプの冷感タオル類についてもテストを行った結果、一部の製品から、アレルギー性の接触皮膚炎を起こすおそれのある防腐剤が検出された。引用元:消費者庁、首に装着する「子ども用冷感ベルト」について注意喚起

昔から売られている冷涼グッズなので、何となく安心感がありましたが、安全性を重視する場合は避けた方がいいかもしれませんね。

学校ではアイスリングの使用は先生判断

学校ではアイスリングの使用は先生判断

学校でアイスリングを使っていいかどうかの判断は、先生判断になるでしょう。

通学中は先生も見ていないのでこっそり使うことができても、授業中は先生の目につくので「外せ」と言われたら外しかないと思います。

ただ、先生が冷涼グッズを使っているのに「子供はダメ」ということがあれば、保護者同士で団結して抗議するのもいいと思います(先生辞めたら困るので、おすすめはしません)。

学童で見ている限りは使用禁止の学校は少ない感じ

私が働いている民間学童の場合、5つの小学校のお子さんが来るのですが、どの学校の子もアイスリングや接触冷感グッズを使っているので、特に強く禁止されているような学校はなさそうです。

ただ、「首が締まるもの」は親御さん自身が安全のために割けているような感じで、タオルやベルトのような形状のものを使っている子はほぼいません。

ネッククーラーの使用が禁止されていない場合でも、首が締まる可能性がある形状のものは避けた方がいいかもしれませんね。

ネッククーラーは何歳から使えるの?

ネッククーラーは何歳から使えるの?

安全性の高そうなネッククーラーですが、使用対象年齢は「3歳以上」とされている製品が多いようです。

テレビで紹介された「SUO」のネッククーラー(アイスリング)も、キッズサイズ(Sサイズ)の使用対象年齢は3歳以上となっています。

ただ、3歳以上のお子さんでも「噛みグセ」がある場合は、ネッククーラーを噛みちぎって中身を誤飲する心配があるので、使わない方がいいでしょう。

子供向けのネッククーラーの選び方

子供向けのネッククーラーの選び方

これからお子さんにネッククーラーを買う方に向けて、子供向けのネッククーラーの選び方をご紹介したいと思います。

家電売り場の人の視点と中学生のお子さんを持ちながら学童で働く保育士さんの両方の目線から、学校に持っていくのに最適なネッククーラーの選び方をご紹介します。

小学生ならキッズまたはSサイズ

小学生ならキッズまたはSサイズ

ネッククーラーのサイズについてですが、小学生以下のお子さんなら「キッズサイズ」もしくは「Sサイズ」のものを選ぶようにしましょう。

大体、首回りサイズ25~28cm前後が小学生以下のお子様向けのサイズです。

ただ、体格が良いお子さんや中学生以上のお子さんの場合は、大人用のMサイズ(首回り30cm前後)のものを購入してもいいでしょう。

PCM温度は28℃モデルが使いやすい

PCM温度は28℃モデルが使いやすい

PCM素材のネッククーラーはある一定温度以下で自然凍結するのですが、「28℃以下で凍結するタイプ」と「18℃以下で凍結するタイプ」の2種類があります。

18℃以下で凍結するタイプの方が「冷却能力」は高いですが、真夏日の屋外だと10分くらいで使い物にならなくなるデメリットがあります。

また、28℃以下タイプのものなら「学校の水道で冷やして再凍結」させることで、帰り道でも使うことができるので、選ぶなら28℃以下で凍結するタイプをおすすめします。

デザインは無地が先生ウケ最強

デザインについてですが、学校側から明確に使用許可が出ていないような場合は「無地」タイプのものを使った方がいいでしょう。

キャラクターものや柄物を使う場合「先生の目につきやすい」「『おしゃれで着けてるんでしょ』と言われても反論しづらい」などのデメリットがあります。

特に、親が先生に抗議する場合、「熱中症対策で着けてるんです!」とハッキリ抗議できるように、反論の隙を与えないようなデザインのものを使うことをおすすめします。

テレビで紹介された子供向けサイズがあるネッククーラーは2種類

テレビで紹介された子供向けサイズがあるネッククーラーは、「SUO」と「F.O.インターナショナル」のICE RINGの2種類だけです。

ちなみに、ネッククーラーの元祖は「SUO」で、F.O.インターナショナルのICE RINGは「SUOとF.O.インターナショナル株式会社」がコラボした商品です。

両方ともSUOが作っている商品なので、基本的な性能に違いはなく、「デザイン(見た目)」が違うだけなので、選ぶのに迷ったときは欲しい見た目の方を選ぶのがおすすめです。

1位:SUO アイスリング キッズサイズ

スペック項目 情報
冷却タイプ PCM素材・自然凍結
使い方 ・気温28℃以下で自然凍結する
・冷凍庫なら約10分でキンキンに冷える
持続時間 気温30℃で30分ほど(冷凍庫10分の場合)

おすすめ1位は、「SUOのアイスリング」です。

電動ネッククーラーと違い、「目立たない」「子供サイズがある」「電気代がかからない」といったメリットがあり、特に「人目が気になる」という人におすすめです。

理論的には28℃以下で自然凍結が始まるのですが、一般の人がイメージするような凍結状態(氷のようにキンキンに冷える)にするには、冷凍庫で10分位冷やす必要があります。

通勤・通学にもおすすめですが、個人的には「夏場の冷房代節約」「風呂上りの熱冷まし」にもおすすめです。

2位:F.O ICE RING 28℃モデル

スペック項目 情報
冷却タイプ PCM素材・自然凍結
使い方 ・気温28℃以下で自然凍結する
・冷凍庫なら約10分でキンキンに冷える
持続時間 気温30℃で30分ほど(冷凍庫10分の場合)

おすすめ2位は、F・O・インターナショナルの「ICE RING」です。

こちらは、1位のSUOとF・O・インターナショナル株式会社がコラボした商品であり、基本的な性能・品質はSUOと同じです。

ただし、「デザイン」はそれぞれ全然違うので、SUOとICE RINGそれぞれ見比べて、気に入ったデザインのものを選ぶのがおすすめです。

ネッククーラーは子供に危険なのか?安全な製品の選び方まとめ

スカーフやタオル型など「首に巻くもの」については、事故の危険があるため子供に持たせるのは避けた方がいいでしょう。

一方で、安全性の高いPCM素材であっても、使用対象年齢は3歳以上となっているので、3歳未満のお子さんは使用を避けることをおすすめいたします。

年々、気温が上昇しており、熱中症になるお子さんも増えていますので、適切な製品を選んで体調を崩さないようにしたいですね。

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