洗濯機の臭い取りにおすすめのクリーナー5選！悪臭別の選び方

「何度洗っても、洗濯物が臭い」というトラブルはよくあることです。

このようなときは、洗濯槽の掃除をすれば大体解決しますが、「悪臭の種類」によって掃除に適したクリーナーが異なります。

そこでこの記事では、悪臭別の適したクリーナーの選び方や臭い取りにおすすめのクリーナーをご紹介したいと思います。

洗濯機の臭いの原因とは？

「クリーナーもいいけど、なんでこんなに臭くなるのか原因が知りたい」という方もいらっしゃると思います。

そこでここでは、洗濯機の臭いの原因について解説したいと思います。

ただ、「おすすめだけ知りたい」という方は、下記リンクからページ下部に移動できます。

>>>洗濯機の臭い取りにおすすめのクリーナー

洗濯機の悪臭の原因は3種類

洗濯機の悪臭の原因は、下記3種類があります。

人によって感じ方が異なりますが、黒カビ・雑菌が原因の場合は「カビ臭」、洗剤・柔軟剤カスが原因の場合は「雑巾のような臭い」「生乾き臭」がします。

洗剤・柔軟剤カスは良い匂いのイメージがありますが、洗濯槽・脱水槽に洗剤・柔軟剤カスがこびりつくとしっかり脱水できず「雑巾・生乾き臭」の原因菌が洗濯機内で繁殖するため、悪臭の原因になります。

「黒カビ・雑菌」「洗剤・柔軟剤カス」については、それぞれに適した洗濯槽クリーナーを使うことで悪臭を取ることができますが、「排水不良で残った汚水」については排水口掃除などが必要になります。

排水不良かどうかは「洗濯後の排水口」をチェック

洗濯機の排水不良が起こっているかどうかは、洗濯後の排水口から「水が溢れているかどうか」を見るとわかります。

洗濯後に排水口の周辺が水で濡れた後があれば、排水口から水が溢れていたということですので、排水口の掃除が必要になります。

排水口が見えている状態なら掃除は簡単にできますが、洗濯機をどかさないと掃除ができないような場合は、水道業者やハウスクリーニング業者に依頼した方がいいでしょう。

洗濯機の臭い取りに使うクリーナーの選び方

ここでは、先ほど紹介した悪臭の原因別に適したクリーナーの選び方をご紹介したいと思います。

「選び方はいいから、原因別に具体的なおすすめのクリーナーを知りたい」という方は、下記もくじから移動できます。

黒カビ・雑菌による洗濯機の臭い取りに適したクリーナー

黒カビ・雑菌が原因の場合は、「塩素系」の洗濯槽クリーナーを使うのが適しています。

洗濯槽クリーナーには、「酸素系」「塩素系」の2種類がありますが、「酸素系は汚れを浮かして取る」のに対して「塩素系は汚れを溶かして取る」という違いがあります。

酸素系クリーナーでは、菌を浮かして排水に流すだけなので、洗濯槽・脱水槽に少なからず菌が残ってしまい、すぐに新しい黒カビ・雑菌が繁殖してしまいます。

対して、塩素系クリーナーであれば「菌そのものを溶かす」ので、排水時に洗濯槽・脱水層に菌が残ることはありません。

酸素系漂白剤は「汚れ落ちがいい」は間違い

酸素系漂白剤を使うと、洗濯槽に「黒い汚れ」が浮いてくるので「汚れ落ちがいい！」と思われます。

しかし、塩素系漂白剤は「菌（汚れ）を溶かす」ので汚れが浮いてくることがなく、「汚れ落ちが悪い」と勘違いされます。

実際は、酸素系漂白剤は菌が浮いてきて、汚れを網ですくう手間が発生しているだけですので汚れ落ちがいいわけではありません。

洗剤・柔軟剤カスによる洗濯機の臭い取りに適したクリーナー

洗剤・柔軟剤カスが原因の場合は、「酸素系」の洗濯槽クリーナーを使うのが適しています。

洗剤・柔軟剤カスは菌とは違って塩素系クリーナーでは溶けないので、酸素系の洗濯槽クリーナーで洗濯槽から剥がしとるのが適しています。

酸素系クリーナーは水だと汚れ落ちが悪いので、「ぬるま湯（40℃くらい）」を使うのがおすすめです。

酸素系クリーナーは弱アルカリ性

「アルカリ性の汚れには、酸性の洗剤なのね！」という人がいますが、有毒ガスが発生するので酸性洗剤は使わないようにしましょう。

オキシクリーンのような酸素系クリーナーは、「酸素系」と書かれていますが液性は「弱アルカリ性」です。

「酸素だから、酸性じゃないの？」と勘違いされていますが、主成分は「過炭酸ナトリウム」なので、水に溶けると弱アルカリ性になります。

危険ですので、酸性洗剤は絶対使わないようにご注意ください。

洗濯機の臭い取りにおすすめのクリーナー5選

ここでは、臭いの原因別に適した「おすすめのクリーナー」をご紹介します。

原因別に分けて紹介していますので、下記もくじからご自身の状況に適したものをご覧ください。

洗濯機の臭い取りにおすすめのクリーナー【黒カビ・雑菌】

黒カビ・雑菌による臭い取りにおすすめのクリーナーをご紹介します。

縦型・ドラム式で、使えるクリーナーが異なりますので、購入される際は必ず自分の洗濯機のタイプに適したクリーナーをお選びください。

おすすめ1.東芝 洗濯槽クリーナー

東芝の洗濯槽クリーナー（T-W1）は、全メーカー、縦型・ドラム式どちらの洗濯機にも使える塩素系洗濯槽クリーナーです。

臭いのほか、「何度掃除しても浮いてくる黒いカビ汚れ」が除去できると評判ですので、黒いカビ汚れに悩んでいる方にもおすすめです。

※2022年に廃番となり、後継として「N-W1A洗濯槽クリーナー(縦型全自動式用)」が販売されています。

おすすめ2.日立 洗濯槽クリーナー

日立の洗濯槽クリーナー（SK-750）は、ドラム式洗濯機専用の塩素系洗濯槽クリーナーです。

日立の製品ですが、パッケージにも書いてあるように「全メーカーで使用可能」です。

ドラム式の場合、東芝と日立のどちらにするか迷われると思いますが、「やっぱり、ドラム式洗濯機専用が安心」という方におすすめです。

おすすめ3.パナソニック 洗濯槽クリーナー ドラム式専用

パナソニックの洗濯槽クリーナー（N-W2）は、ドラム式洗濯機専用の塩素系洗濯槽クリーナーです。

東芝・日立のクリーナーよりも価格が安いので、「大手製品でも安いのがいい」という方におすすめです。

洗濯機の臭い取りにおすすめのクリーナー【洗剤・柔軟剤カス】

洗剤・柔軟剤カスによる臭い取りにおすすめのクリーナーをご紹介します。

国内メーカー製の酸素系クリーナーには「ドラム式洗濯機には使えません」と注意書きがあるので、ドラム式洗濯機には使わないように注意しましょう。

ただし、海外メーカー製のオキシクリーン（酸素系）の洗濯槽クリーナーは、ドラム式洗濯機にも使えます。

おすすめ1.アリエール 洗濯槽クリーナー

アリエールの洗濯槽クリーナー（塩素系非使用）は、縦型洗濯機用の酸素系洗濯槽クリーナーです。

大手メーカーということもあり、価格・口コミ評価が高く、「やっぱり大手メーカー製がいい」という人におすすめです。

パッケージにも書いてありますが、「ぬるま湯（40℃）」で使用した方が汚れ落ちがいいので、可能であればぬるま湯をご利用ください。

おすすめ2.紀陽除虫菊 洗濯槽クリーナー

紀陽除虫菊の洗濯槽クリーナーは、縦型洗濯機用の酸素系洗濯槽クリーナーです。

あまり知らない方もいらっしゃると思いますが、「紀陽除虫菊」は蚊取り線香を製造している老舗の国内メーカーです。

1回分の容量がアリエールよりも多いので、大型の洗濯機を使っている方におすすめです。

おすすめ3.オキシクリーン 洗濯槽クリーナー

みんな大好き「オキシクリーン」の洗濯槽クリーナーです。

海外メーカーということもあり、「ドラム式洗濯機」でも使うことができる酸素系洗濯槽クリーナーです。

普通のオキシクリーンとは違う「洗濯槽クリーナー」ですので、間違えないようにご注意ください。