「いつも通り洗濯しているのに、急に洗濯機の音がうるさくなった」という症状が出ていませんか?
「気のせいかな・・」という方もいれば、「これ壊れてるんじゃない?!」という大きな音が出てビックリしている方もいらっしゃると思います。
ただ、洗濯機の音がうるさくなったからといって、必ず故障や寿命というわけではありません。
この記事では、洗濯機の音がうるさくなる原因や対処法について解説したいと思います。
もくじ
洗濯機の音がうるさくなった原因は4つ
洗濯機の音がうるさくなる原因は、大きくわけると下記4つです。
- 【動作音がうるさくなる原因4つ】
- ・洗濯物の入れ方・素材
- ・洗濯機本体が傾いている
- ・排水がきちんとできていない
- ・故障または寿命(経年劣化)
- ※クリックで、各解説に移動します。
「どれか分からない」という方は、よくある順に紹介していますので、上から順番にチェックしてみてください。
洗濯機の音がうるさくなる原因1.洗濯物の入れ方・素材
洗濯機の音がうるさくなる原因で一番多いのが、「洗濯物の入れ方・素材」の問題です。
- 【洗濯機の音が大きくなる入れ方・素材】
- ・ギュウギュウに詰め込む
- ・小さい衣類の中に大きい衣類が少しだけある
- ・防水・撥水素材を洗う
洗濯物をギュウギュウに詰め込んでしまうと、洗濯槽の動作音が大きくなるので、洗濯物が多いときは複数回に分けて洗うようにしましょう。
また、「小さい衣類の中に大きい衣類が少しだけある」のように、衣類のバランスが極端に悪いと洗濯物が偏って、動作音がうるさくなります。
「防水・撥水素材を洗う」については、イメージしづらいかと思いますので詳しく解説いたします。
防水・撥水素材は洗濯機で洗うときは注意
レインコート(雨カッパ)や水着、防汚エプロンなどの「防水・撥水素材」は、洗濯表示で洗濯機で洗えるようになっていれば洗濯機で洗うことができます。
ただ、「水をはじく(通さない)」素材ですので、洗濯機にそのまま入れると「服に水がたまって、偏り・排水トラブルが起こる」ことがあります。
そのため、防水・撥水素材の衣類を洗う際は「畳んで、洗濯ネットに入れて洗う」か、手洗いするようにしましょう。
また、防水・撥水加工は水に触れると徐々に剥がれていくので、防水・撥水スプレーを洗濯後に塗布しておくのがおすすめです。
洗濯機の音がうるさくなる原因2.洗濯機が傾いている
洗濯機の音がうるさくなる原因で2番目に多いのが、「洗濯機本体が傾いている」です。
- 【洗濯機本体が傾く原因】
- ・設置場所の床が劣化した
- ・足の高さ調節がズレた
「床がきしむ音がする」「押すとへこむ」などの症状が出ていれば、「設置場所の床が劣化」していますのでリフォームするか、防振ゴムを洗濯機の下に取り付けるなどの対策を検討してみてください。
ただ、設置場所の床が劣化するのは築年数30年越えの古い木造住宅でのことですので、大体の方は「足の高さ調節がズレ」の可能性が高いでしょう。
足の高さ調節がズレた場合は、自分で足部分の調整ネジを手で回すことで水平に戻すことができます。
水平かどうか調べるには「水準器」という器具を使います。
洗濯機本体の傾きは「水準器」で調べられる
「洗濯機本体が傾いているか、目ではよくわからない」という場合は、水準器を使って確認してみるといいでしょう。
水準器は、「洗濯機本体」に取り付けられていることが多いので、それを確認しましょう。
水準器が洗濯機本体に付いていない場合は、「円形の水準器」を買って洗濯機の水平なところに置いて傾いているかどうか調べるといいでしょう。
洗濯機の音がうるさくなる原因3.排水ができていない
最近は洗濯機でエラーが出て運転停止するのであまりありませんが、「排水がきちんとできていない」と洗濯機の動作音がうるさくなります。
「洗濯槽と脱水槽の間に水が残った」状態で脱水が始まると、大きな音が出るようになります。
排水ができていない場合は「排水口掃除」をしてみるといいでしょう。
洗濯機の音がうるさくなる原因4.故障・寿命(経年劣化)
ここまで紹介した原因に当てはまるものがなければ、「故障」または「寿命」かもしれません。
「製造から6年」経過していれば、洗濯機の設計標準使用期間(法定耐用年数)は超えていますので、寿命を果たしたということで買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
しかし、「1~2年しか使っていないのに故障した」ということであれば、保証書に書いてある窓口に連絡して点検・修理されることをおすすめいたします。
洗濯機の音がうるさくなったときの対処法
洗濯機の音がうるさくなった原因が、「設置場所の床の状態が悪い」「洗濯機の排水が上手くいっていない」という場合は、自分で対処することができます。
ここでは、それぞれの対処法について解説いたします。
洗濯機の動作音がうるさいときは「防振ゴム」
「設置場所の床の状態が悪い」「建物自体が音が響く構造になっている」という場合は、洗濯機の足部分に「防振ゴム」を設置するといいでしょう。
「設置」と行っても、買った防振ゴムを洗濯機の足の下に置くだけで完了です。
色々な製品がありますが、東京防音の「ニューしずか」が有名ですので、迷ったらこれを使うのがおすすめです。
洗濯機の排水がうまくいってないときは「排水口掃除」
「排水エラーが出ている」「排水口から水が溢れている」ようなときは、洗濯機の排水口掃除をしてみましょう。
「洗濯機の排水口掃除って、なんか難しそう」というイメージを持っている方もいらっしゃいますが、お風呂場の排水口と構造はほぼ一緒です。
手でエルボを引き抜いて、排水口に液体パイプクリーナーを流しいれ、30分放置した後に水を流すだけですのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。