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トラブル対処法

洗濯機の糸くずフィルターがすぐたまる原因とは?掃除頻度や対処法を解説

「洗濯機の糸くずフィルターがすぐたまるけど、これって寿命ってこと?」と、洗濯機の寿命を心配される方がいらっしゃいます。

糸くずフィルターにゴミがたまるのは正常な動作ですので、すぐにゴミがたまるからといって寿命というわけではありません。

この説明だけでは、「じゃあ、何が原因なの?どうしたらいいの?」となってしまいますので、この記事では糸くずフィルターがすぐたまる原因や対処法について解説したいと思います。

洗濯機の糸くずフィルターがすぐたまるときのチェックポイント

冒頭でもお話しましたが、糸くずフィルターがすぐたまるからといって、洗濯機の寿命や故障を心配する必要はありません。

また、「すぐたまる」と思っていても、実際は平均的なスピードということもあります。

そこでまずは、糸くずフィルターの掃除頻度やすぐゴミがたまる原因について解説したいと思います。

洗濯機の糸くずフィルターの掃除頻度は週1回

洗濯機の糸くずフィルターの掃除頻度は、「週1回(大体2~3回使用後に1回)」が目安です。

これは、縦型洗濯機でもドラム式洗濯機でも同じです。

もちろん、目安ですのでこれよりも遅いペースの人もいますが、糸くずフィルターがパンパンになるまで放置すると、黒カビやドロドロ汚れの原因になるので週1回くらいがおすすめです。

実は明確な掃除頻度がない

メーカーの洗濯機の説明書では、槽洗浄や洗剤ケースのお手入れ頻度の目安は書かれているのですが、「糸くずフィルターの掃除頻度」の目安は明記されていません。

というのも、糸くずフィルターにゴミがたまるペースは、「洗濯の頻度・量」などによって変わるからです。

洗濯物の回数や量が多くなればなるほど、糸くずフィルターにゴミがたまるペースも早くなります。

洗濯機の糸くずフィルターがすぐたまる原因は3つ

洗濯機の糸くずフィルターにゴミがすぐたまる原因は、主に3つあります。

  • 【ゴミがすぐたまる原因】
  • ・洗濯機のサイズが小さい
  • ・ペットの毛が衣類についている
  • ・綿麻(コットン、リネン)が多い

「洗濯機のサイズが小さい」というのは、先ほど紹介した「洗濯物の回数・量が多くなればなるほど、ゴミが早くたまる」という現象と同じです。

「ペットの毛が衣類についている」というのもイメージしやすいと思いますが、「綿麻(コットン・リネン)」が多いというのはイメージしづらいと思いますので解説いたします。

綿・麻(コットン・リネン)の洗濯物が多い

綿(コットン)素材の衣類は、「衣類そのものからでる糸くず」と「衣類についているホコリの量」が多く、麻(リネン)素材の衣類は「衣類についているホコリの量」が多いという特徴があります。

そのため、綿・麻素材の洗濯物の量が多いと、糸くずフィルターにゴミがたまるペースも早くなります。

よくある例でいうと、タオルや靴下で「綿(コットン)100%」のものをよく使っている方は、糸くずフィルターにゴミがたまるペースが早い傾向にあります。

洗濯機の糸くずフィルターがすぐたまるときの対処法

糸くずフィルターにゴミがすぐたまる原因について解説しましたが、ここからは「ゴミがすぐたまらないようにする方法」についてご紹介したいと思います。

縦型洗濯機とドラム式洗濯機で、使える対処法が一部異なりますので、お使いの洗濯機の対処法をご覧ください。

縦型洗濯機の糸くずフィルターがすぐたまる場合

縦型洗濯機の糸くずフィルターにすぐゴミがたまる場合、下記のような対処法があります。

  • 【縦型洗濯機での糸くず予防】
  • ・くず取りネットを使う
  • ・洗濯スポンジを使う

くず取りネットは、糸くずフィルターとは別に洗濯槽にネットを引っかけてゴミを取る道具で、「洗濯物の回数・量が多い人」におすすめです。

洗濯スポンジは、糸くずを絡めとるスポンジを洗濯物と一緒に入れてホコリを取る道具で、「ペットを飼っている人」「綿麻が多い人」におすすめです。

ドラム式洗濯機の糸くずフィルターがすぐたまる場合

ドラム式洗濯機の糸くずフィルターにすぐゴミがたまる場合、下記のような対処法があります。

  • 【ドラム式洗濯機での糸くず予防】
  • ・洗濯スポンジを使う

洗濯スポンジ以外に「ランドリーボール」と呼ばれる洗濯グッズもありますが、「ゴムの臭いがきつい」「すぐボロボロになる」など不評が多いので洗濯スポンジがおすすめです。

縦型洗濯機の洗濯スポンジで「ひつじの洗濯スポンジ」を紹介しましたが、ドラム式洗濯だとひつじ部分が破損することがあるので、シンプルな吸毛スポンジがおすすめです。

洗濯機の糸くずフィルターの掃除方法

糸くずフィルターにすぐゴミがたまる原因や対処法についてご紹介しましたが、ご参考までに糸くずフィルターの掃除方法もご紹介したいと思います。

洗濯機の糸くずフィルターのゴミを取りやすくするコツ

糸くずフィルターを掃除する際ですが、「フィルターにゴミがこびりついて取りにくい!」と思ったことはありませんか?

そのようなときは、洗濯の際に『柔軟剤』を使ってみるといいでしょう。

衣類をふんわり仕上げる柔軟剤ですが、「ゴミ(糸くず)も柔らかくなる」「静電気が起きづらくなるので、ネットフィルターにもくっつきにくくなる」といったメリットがあります。

「柔軟剤はニオイがキツイから嫌い」という人にも、「無香料」タイプの柔軟剤が売られていますので、「いつも掃除がしづらい」という方は柔軟剤の使用をおすすめいたします。

縦型洗濯機の糸くずフィルターの掃除手順

縦型洗濯機の糸くずフィルターの掃除手順をご紹介します。

縦型洗濯機の場合は、「ネット型フィルター」と「プラスチック型フィルター」の2種類があるので、分けてご紹介します。

ネット型糸くずフィルター

ネット型糸くずフィルターを掃除するときは、フィルターを洗濯機から取り外してゴミの塊を捨てます。

もし、ネットにゴミがこびりついている場合は、歯ブラシでこそげ落としましょう。

また、ネットが黒くなっているときは、「塩素系漂白剤30分つけこむ→水でしっかり洗う」ことで黒ずみ(黒カビ汚れ)を落とすことができます。

プラスチック型糸くずフィルター

プラスチック型糸くずフィルターを掃除するときも、フィルターを洗濯機から取り外してゴミの塊を捨てます。

ゴミがくっついている場合は、歯ブラシでこそげ落としましょう。

黒カビが発生している場合は、「塩素系洗濯クリーナー」を使って洗濯槽の洗浄をすれば糸くずフィルターのカビも大体落ちますのでおすすめです。

ドラム式洗濯機の糸くずフィルターの掃除手順

本体の下側にある糸くずフィルター(排水フィルター)は、週に1回(2~3回使用後)に、水洗いします。

  • 【糸くずフィルターの掃除手順】
  • 1.糸くずフィルターを引き抜く。
  • 2.大きなゴミをゴミ箱に捨てる。
  • 3.フィルターにくっついた細かいゴミは、歯ブラシでこすり落とす。
  • 4.フィルターを元の位置に戻して完了。

「ドロドロのゴミがくっついていた!」というような場合は、
「すすぎ→排水→フィルター掃除」を何回か繰り返すといいでしょう。

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