引っ越しで洗濯機を新しい住居に運ぶときは、「水抜き」作業をしておく必要があります。
「洗濯機の水抜きは前日までに!」という呼びかけがありますが、実際は引っ越し当日でも30分もあれば水抜きは終わります。
この記事では、洗濯機の水抜き方法について解説したいと思います。
もくじ
洗濯機の水抜き方法
ここでは、洗濯機の水抜き方法について解説いたします。
洗濯機の水抜きで注意すること
とくに難しい作業ではないので、下記の基本的なことに注意していれば大丈夫です。
- ・洗濯機は傾けない
- ・蛇口を閉める前にホースを外さない
「普通に分かるでしょ」と思われる方が多いですが、それに反してうっかりミスをされる方が多いのでご注意ください。
洗濯機の水抜きに必要な道具
特別な道具は必要なく、「道具は使わない」ことも多いですが、下記を用意しておくと安心です。
- ・タオル
- ・ドライバー(ニップルがねじ止め式の場合のみ)
- ・洗面器(ドラム式洗濯機のみ)
「付属品はビニール袋にまとめといた方がいいよ」という意見がありますが、そもそも「付属品は取り外さない」ようにしましょう。
排水ホースや給水ホースは、引っ越し業者が作業する場合は、洗濯機本体にテープで固定して運ぶので、自分で袋にまとめる必要はないでしょう。
ただ業者によっては顧客保管としているところもあるので、「付属品はご自身で保管しておいてください」と言われたら、袋に入れる位の対応でいいでしょう。
縦型洗濯機の水抜き手順
- 【縦型洗濯機の水抜き手順】
- 1.水道の蛇口を閉める
- 2.標準コースで洗濯機を回す
- 3.1~2分経過したら、運転を停止し、給水ホースを外す
- 4.一番短いコースで脱水を行う(1分設定でOK)
- 5.コースが終わったら水抜き完了
給水ホースや排水ホースの取り外しは、引っ越し業者さんがやってくれるので、自分ではやらなくて大丈夫です。
また、「排水ホースの水を出すために、洗濯機を傾ける」という情報が出回っていますが、これも業者さんがやってくれるので大丈夫です。
※プラン内容によっては、自分でやらないといけない場合がありますので、分からなければ業者に確認しましょう。
ドラム式洗濯機の水抜き手順
- 【ドラム式洗濯機の水抜き手順】
- 1.水道の蛇口を閉める
- 2.標準コースで洗濯機を回す
- 3.1~2分経過したら、運転を停止し、給水ホースを外す
- 4.一番短いコースで脱水を行う(1分設定でOK)
- 5.洗面器を糸くずフィルターの前に設置する
- 6.糸くずフィルターを少しずつ緩めて、水を洗面器に出す
- 7.水が出なくなったら、糸くずフィルターを引き出し、タオルで水気を取って戻す
メーカーの説明書などには、排水ホースの水抜き方法も載っていますが、引っ越し業者が洗濯機を運ぶ場合は自分でやらなくて大丈夫です。
また、糸くずフィルターからの水抜きで「洗濯機本体を傾ける」などの作業も、引っ越し業者がやるので自分でやらなくて大丈夫です。
※プラン内容によっては、自分でやらないといけない場合がありますので、分からなければ業者に確認しましょう。
洗濯機の水抜きでよくある質問
最後に、洗濯機の水抜きについてよくある質問と回答をご紹介したいと思います。
すでに「洗濯機の水抜きが終わった」という人には、特に必要性のない質問ですので、読まなくてもOKです。
洗濯機の水抜きは引っ越し業者がやってくれないの?
A.業者がやってくれることが多いです。
実は、洗濯機の水抜きは、引っ越し業者が基本的にやってくれるので自分でやらなくてもOKです。
誤解されている方が多いのですが、自分で絶対にやらないといけないのは「冷蔵庫の電源オフと水抜き」の方です。
ただ、激安業者や個人業者(マッチングアプリで来る業者)の場合は、自分でやらないといけない可能性があるので、心配であれば事前に確認しておいた方がいいでしょう。
※プラン内容によっては、自分でやらないといけない場合がありますので、分からなければ業者に確認しましょう。
ドラム式洗濯機の水抜きができないけどどうしたらいい?
A.糸くずフィルターが詰まっていないか確認してください。
ドラム式洗濯機で糸くずフィルターが詰まっていると、排水ができません。
糸くずフィルターの掃除と、洗濯機本体の糸くずフィルターの取り付け部位の汚れをブラシなどで掃除してみましょう。