縦型洗濯機の「8キロ」というサイズは、乾燥機能や各メーカーの人気シリーズの機能がついていくる最小サイズです。
縦型洗濯機とはいえ、8キロサイズになると各メーカーで色々な機能がついてくるので「どれを選んだらいいか迷う」という方が増えると思います。
そこでこの記事では、8キロ縦型洗濯機の選び方やおすすめのモデルを乾燥機能あり・なしに分けてご紹介したいと思います。
もくじ
8キロ縦型洗濯機は何人家族におすすめ?
最初に、「8キロにしようかどうか迷っている」という方に向けて、8キロサイズがどのような家族構成に向いているのかについて解説したいと思います。
ただ、「具体的なおすすめ製品だけ知りたい」という方は、下記リンクからおすすめ一覧に移動できます。
8キロ縦型洗濯機は1人暮らし~4人暮らしにおすすめ
8キロ縦型洗濯機は、3~4人家族で1~2日に1回洗濯をするのに丁度いいサイズです。
ただ、そこまで大きいサイズではないので、使用するタオルの量が多かったり、2~3日に1回だと「ちょっと小さいかな」と感じるサイズです。
人数 | 洗濯機容量の目安 |
---|---|
1~2人 | 5~8kg |
3~4人 | 8~12kg |
5人以上 | 10kg以上 |
一方で、1~2人暮らしの場合は2~3日に1回の洗濯をするのに丁度いいサイズですが、「毎日洗濯する」という人にはちょっと大きいサイズです。
縦型洗濯機「乾燥機能あり」の最小モデルが8キロ
国内大手メーカーの「乾燥機能付き」縦型洗濯機の最小サイズが8キロなので、1~2人暮らしでも「乾燥機能付き縦型洗濯機が欲しい」という場合には8キロがおすすめです。
シャープのみ機能が大幅に削がれた乾燥機能付き縦型洗濯機がありますが、パナソニック・日立・東芝では8キロが乾燥機能付きの最小モデルになっています。
ちなみに、先ほど挙げた4社の8キロ縦型洗濯機の乾燥容量は「4.5kg」で、1~2人暮らしの2~3日分のタオル・靴下・ハンカチを乾燥させるには十分な容量になっています。
ただ、3~4人暮らしで「2~3日に1回洗濯して都度『乾燥したい』」という場合は8キロでは物足りなく感じることもあるので、洗濯容量10キロ以上(乾燥容量5kg以上)のモデルがおすすめです。
8キロ縦型洗濯機を選ぶときのポイント
8キロに限ったことではありませんが、洗濯機を購入する際にチェックしておいた方がいいポイントがありますので、ご紹介します。
ページ下部で紹介している「おすすめモデル」一覧では、ここのチェックポイントを網羅した具体的な製品名を紹介しているので、読み飛ばしても大丈夫です。
8キロ縦型洗濯機なら正方形防水パンに設置可能
洗濯機選びで苦手意識を持った方が多いのが、「防水パンのサイズ調べ」です。
ただ、縦型洗濯機の8キロサイズであれば、乾燥機能あり・なしに関わらず、一般的な正方形防水パン【内寸590×590mm(外寸640×640mm)】に設置可能です。
ただ、「長方形防水パン」の場合は、「かさ上げ台」がないと設置できない可能性が高いので注意が必要です。
長方形防水パンの場合は「かさ上げ台」を買っておくと安心
長方形防水パンは、正方形防水パンと違い「四隅のかさ上げがない」という特徴があります。
かさ上げがないと、「排水ホース が排水溝に繋げない」可能性があり、洗濯機を置けても使えないという問題が起こります。
そのため、長方形防水パンを使っている方は、かさ上げ台を事前に購入して、設置は購入店舗の設置サービスを利用されることをおすすめします。
8キロ縦型洗濯機の「おすすめ機能」をチェック
「洗濯容量8キロ」というのは、縦型洗濯機では「高機能洗濯機の境目」の容量となっています。
同じシリーズでも「7キロにはついていないのに、8キロにはついている機能」が色々あります。
メーカーごとに特殊な機能もあるのですべては解説できませんが、「これだけはついているか確認しておきたい」おすすめ機能が2つあるので紹介したいと思います。
乾燥機能
この記事内でも何度も出てきたので読み飛ばしても構いませんが、乾燥機能はついていると非常に便利です。
おしゃれ着のような傷みやすい衣類は乾燥できませんが、タオル・靴下・ハンカチなどは普通に乾燥できます。
「数が多くて干すのが大変」「場所を取るから干すときに分けなければならない」といった手間がなくなりますので、非常におすすめです。
柔軟剤投入機能
丁度いいタイミングで、柔軟剤を入れてくれる「柔軟剤投入機能」も、8キロサイズから搭載されている機種が多くなります。
未だに、自分ですすぎ前に洗濯機を開けて柔軟剤を入れなければならないタイプがあるので、この機能はチェックしておいた方がいいでしょう。
あらかじめケースに洗剤や柔軟剤を大量に入れておく「自動投入機能」もありますが、あちらは投入ケースの掃除が必要なので賛否両論あり、「どうしても欲しい!」という人以外にはあまりおすすめしません。
8キロ縦型洗濯機のおすすめモデル
ここでは、8キロ縦型洗濯機のおすすめモデルをご紹介します。
今回は「乾燥機能あり」と「乾燥機能なし」に分けて紹介していますので、自分が欲しい方をチェックしてみてください。
- 【おすすめモデルもくじ」
- ・8キロ縦型洗濯機乾燥機能あり
- ・8キロ縦型洗濯機乾燥機能なし
8キロ縦型洗濯機乾燥機能ありのおすすめ
ここでは、8キロ縦型洗濯機の「乾燥機能あり」のおすすめモデルをご紹介します。
東芝 縦型洗濯機 AW-8VM1-W【乾燥機能付き】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・乾燥機能が欲しい
- ・静かな洗濯機が良い
- ・大手メーカーでもなるべく安いのが良い
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
AW-8VM1-Wは、「洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg」の縦型洗濯機です。
乾燥機能付いている洗濯機は大手メーカーだと10万円越えが当たり前ですが、こちらは10万円以下で売られているのをよく見かけます(正確な値段は、販売元ページでご確認ください)。
特に、楽天ビック(楽天とビックカメラが提携したサイト)では、ポイント還元セールによる大幅キャッシュバックも期待できるので、「大手メーカーの乾燥機能付き洗濯機をお得に買いたい」人におすすめです。
パナソニック 縦型洗濯乾燥機 NA-FW80K9【乾燥機能付き】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・乾燥機能が欲しい
- ・洗剤、柔軟剤の自動投入機能が欲しい
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
NA-FW80K9は、「洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg」の縦型洗濯機です。
パナソニックの縦型洗濯機で乾燥機能がついているのが、「FWシリーズ」です。
洗剤の自動投入機能については賛否両論ありますが、「ジェルボールは嫌、液体洗剤がいい」という人には便利な機能です。
日立 縦型洗濯機 BW-DV80G【乾燥機能付き】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・服のシワを少なくしたい
- ・乾燥機能が欲しい
- ・AI、スマート家電大好き
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
BW-DV80Gは、「洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg」の縦型洗濯機です。
乾燥機能付きのビートウォッシュの中では一番小さいサイズなので、「洗剤自動投入」「洗濯コンシェルジュ」などの機能は付いていません。
ただ、シワ低減コースやAIお洗濯などの日立ならではの機能は搭載されていますので、小さいサイズの高機能洗濯機が欲しい方にはおすすめです。
シャープ 縦型洗濯機 ES-PX8F【乾燥機能付き】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・乾燥機能が欲しい
- ・プラズマクラスター大好き
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
BW-X90Gは、「洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg」の縦型洗濯機です。
価格は、大手メーカーの中では高価ですが、「プラズマクラスター」が搭載している洗濯機はシャープだけですので、プラズマクラスターが好きな人にはおすすめです。
8キロ縦型洗濯機乾燥機能なしのおすすめ
ここでは、8キロ縦型洗濯機の「乾燥機能なし」のおすすめモデルをご紹介します。
東芝 縦型洗濯機 AW-8DH1(W)【乾燥機能なし】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・静かな洗濯機が良い
- ・大手メーカーでもなるべく安いのが良い
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
AW-8DH1(W)は、「洗濯容量8kg」の縦型洗濯機です。
乾燥機能ありモデルと同様に、「低振動・低騒音設計」がついているのが特徴的です。
ウルトラファインバブル洗浄やほぐせる脱水など基本的な機能は、乾燥機能ありモデルと一緒なので「乾燥機能だけいらない」という人におすすめです。
価格も、他大手メーカーよりも1万円ほど安いので、国内大手メーカーでもお手頃価格な洗濯機が欲しい人におすすめです。
パナソニック 縦型洗濯乾燥機 NA-JFA808【乾燥機能なし】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・国内大手メーカーがいい
- ・やっぱりパナソニックがいい
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
NA-JFA808は、「洗濯容量8kg」の縦型洗濯機です。
操作パネルが「液晶パネル」で、ボタンの数が少なく、すっきりした見た目になっています。
乾燥機能付きモデルと比べると機能が少ないですが、「からみほぐし機能」「プラスチック製糸くずフィルター」など、最近の洗濯機についている基本機能はバッチリ備えています。
価格が10万円を超えているので、この価格であれば東芝の乾燥機能付き縦型洗濯機が購入できますが、メーカーにこだわりがある人も多いので「パナソニックじゃなきゃ嫌」という方にはおすすめです。
日立 縦型洗濯機 BW-V80G【乾燥機能なし】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・乾燥機能はいらない
- ・洗濯物の細かい種類ごとに洗濯コースが欲しい
- ・国内大手メーカーがいい
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
BW-V80Gは、「洗濯容量8kg」の縦型洗濯機です。
人気のビートウォッシュシリーズですが、乾燥機能付きにあった「シワ低減コース」「AIお洗濯」はついていないので注意しましょう。
とはいえ、洗濯コースでは標準・おしゃれ着などの基本コースの他に「デリケートコース、手作りコース」があるなど、洗濯物によって洗い方を細かく変えたい人には十分な機能がついています。
また、つけおきから洗濯までをあらかじめ設定できる「つけおきプラス」と呼ばれる機能があるので、よく「つけおき機能を使う」という人にはおすすめです。
シャープ 縦型洗濯機 ES-GV8F【乾燥機能なし】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・黒カビ対策をしっかりしたい
- ・ちょっとした洗濯物が多い
- ・大手メーカーでもなるべく安いのが良い
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
ES-GV8Fは、「洗濯容量8kg」の縦型洗濯機です。
シャープの縦型洗濯機は、他メーカーと違い、乾燥機能なしのモデルでも多機能になっているのが特徴的です。
黒カビ対策の「穴なし槽」、ほぐし運転はもちろん、軽い汚れの衣類・タオルが洗える「10分洗濯コース」という便利な機能もあります。
価格も乾燥機能なしの縦型洗濯機の中では、他メーカーと比較して安い部類に入るので、なるべくお手頃なモデルが欲しい人はES-GV8Fがおすすめです。
アイリスオーヤマ 縦型洗濯機 KAW-80B 【乾燥機能なし】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・1~2人暮らし
- ・激安洗濯機が欲しい
- ・洗剤自動投入機能が欲しい
- ・国内に本社があるメーカーが良い
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
KAW-80Bは、「洗濯容量8kg」の縦型洗濯機です。
価格は8万円前後なので、サイズだけ見た場合は国内大手メーカーよりも「若干安い」位ですが、「洗剤自動投入機能」がついています。
ただ、乾燥機能がついていないので、乾燥機能が欲しい人はあと1~2万位出して東芝のザブーンを買うことをおすすめします。