「押し入れとか玄関に置ける、コードレスの小型除湿機があるって聞いたんですけど」
5月下旬から8月にかけて、上記のように「コードレスの小型除湿機」をお求めになるお客様が増えます。
特にテレビや雑誌を見てお求めになる方が多いのですが、「どれがテレビで見たものか分からない」「乾燥スタンドは高いからいらない(ないと使えません)」ということが多く、非常に案内が難しい商品になります。
そこでこの記事では、コードレス除湿機の基本的な仕組み・使い方や、テレビや雑誌で紹介されている『おすすめ1位と2位』について実際に使用・比較したレビューをご紹介したいと思います。
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コードレスの小型除湿機の効果ってどんな感じ?
コードレスの小型除湿機は、「押し入れ・タンス・玄関の靴箱など、『閉鎖した空間』」の除湿を行うための家電グッズです。
使い捨ての除湿剤との違いは、「水を捨てる必要がない」「コードレス除湿機1個で、使い捨て除湿剤3個分の除湿ができる(スペースの節約)」「繰り返し何度も使える」という点です。
次の見出しからは、「もう少しコードレス除湿機の概要を知りたい」という方向けに仕組みや使い方を解説いたしますが、『実際に、おすすめ1位と2位の使用感を知りたい』という方は下記リンクから、使用レビューに移動できます。
- 【実際の使用感レビュー】
- ・1位「Yoitas」の使用レビュー(テレビ東京)
- ・2位「モダンデコ」の使用レビュー(北海道テレビ)
コードレス除湿機の仕組み
コードレス小型除湿機は、家電に分類されるものの「除湿方法は、吸湿剤(乾燥材)による除湿」です。
吸湿剤を使って、余分な湿気を吸い取るので「除湿をするときに、電気は使わない」仕組みになっています。
では、何故家電に分類されているかというと、「吸湿剤の水分を蒸発させる際に、乾燥スタンド(ヒーター)を使う」からです。
吸湿剤が水を吸ったら「乾燥スタンド」で水を蒸発
コードレス除湿機の中には、繰り返し利用できる特殊な吸湿剤が入っており、吸湿剤が水を吸ったら「乾燥スタンドで吸湿剤を加熱して、水を蒸発させる」という仕組みで繰り返し使うことができます。
乾燥スタンドがないと、吸湿剤の水分を飛ばすことができず「繰り返し使う」ことができません。
追加購入される方向けに、吸湿剤の入った除湿ボトルが単体で売られていることもありますが、乾燥スタンドがなければ繰り返し使うことはできないので、ご注意ください。
選ぶポイントは『乾燥時間・本体温度・使用回数』の3点
コードレス除湿機は見た目・値段が似た製品が多いですが、『乾燥時間・本体温度・使用回数』は製品によって差が出るポイントです。
- 【乾燥時間】
- 吸湿剤を乾燥スタンドにセットしてから、再利用できるまでにかかる時間。
- 【本体温度】
- 乾燥時の本体温度。30~40℃と、50~60℃の2種類あり。
- 【使用回数】
- 乾燥させて、繰り返し使える回数。
上記がコードレス除湿機を選ぶときのポイントです。
乾燥時間は『なるべく早いもの』、本体温度は『火傷の危険がない低温のもの』、使用回数は『上限が多いもの』が人気です。
この次の見出しでは、上記人気ポイントを押さえた「テレビ・雑誌で紹介されまくったコードレス除湿機」の実際の使用レビューをご紹介いたします。
コードレス小型除湿機のランキング1位を使ってみた!
テレビや雑誌でおすすめ1位に紹介される「Yoitasコードレス除湿機」について、実際に使ってみたので、効果や使い心地などをご紹介したいと思います。
また、今回は、Yoitas以外にテレビで紹介されたことのある「モダンデコ」についても、実際に使用して比較した結果をご紹介いたします。
- 【実際に使った比較レビュー】
- ・1位「Yoitas」の使用レビュー(テレビ東京)
- ・2位「モダンデコ」の使用レビュー(北海道テレビ)
ランキング1位はYoitasコードレス除湿機【テレビ東京で紹介】
テレビ東京やGetNavi、MonoMax(雑誌)、日経新聞など、複数のメディアで紹介された「Yoitas」のコードレス除湿機。
人気すぎて偽物や、デザインが模倣された商品がたくさん出ていますが「品質・性能」はオリジナルのYoitasがやっぱり良いとされています。
ここからは、感想になりますが、実際に使ってみた使用感レビューをご紹介したいと思います。
タンスと玄関の下駄箱の湿気取りに使用した結果
我が家の場合、タンス(クローゼット)と下駄箱の湿気取りに使用しています。
マンションが川の近くにあるため、梅雨・夏場は「湿度70%」になる日もある程の高湿環境で、引っ越した当初は靴やシャツにカビが生えて驚いたのを覚えています。
以前は、使い捨て除湿剤を使っていましたが、月3,000円以上も除湿剤に使うのがもったいなかったため、良い方法はないかと考えていたところ「コードレス除湿機」を見つけました。
水捨て不要でしっかり除湿できる
最初は「本当に除湿できるのかな?」と疑問に思っていましたが、除湿ボトルを1個置いておけば、梅雨でも靴やシャツなどにカビが生えるといったことはありませんでした。
また、トイレでは、『トイレットペーパーが湿気でふやけて破れる』ことがありましたが、Yoitasの除湿ボトルを1個置いてからは、ふやけること自体なくなりました。
使い捨て除湿剤のように「水を捨てる」必要がないので実感しづらいですが、除湿はしっかりできています。
半永久に使えるので除湿剤を買わなくて済む
先ほども書きましたが、我が家は非常に湿度が高い環境に家があるので、春~秋にかけては除湿剤に月3,000円以上もお金がかかっていました。
Yoitasは、除湿ボトルが満水状態になったら乾燥スタンドにセットして、2時間待つだけで再使用できるようになったので、月3,000円の節約になって本当に助かっています。
また、以前は1か所につき「3個の使い捨て除湿剤」が必要でしたが、Yoitasにしてからは「1カ所に1個の除湿ボトル」を置くだけでいいので、収納スペースが広くなっています。
とくに、高い靴やカバンの近くには「水がこぼれる可能性のある」使い捨て除湿剤は置きたくなかったので、この点も非常に満足しています。
Amazonで購入する際は注意が必要
楽天市場のYoitas公式ショップでは、「乾燥スタンド1個+除湿ボトル1本」の通常セットがありますが、Amazonではこの通常セットが売られていません。
Amazonだと「乾燥スタンド1個+除湿ボトル合計3本セット」が最小セットとなっており、「お試しで買いたい」「1本だけでいい」という人には割高なセットになっています。
楽天市場の方は公式ショップで偽物が届く心配もないので、この商品に限っては、Amazonよりも「楽天市場の公式ショップ」がおすすめです。
ランキング2位のモダンデコのコードレス除湿機も使ってみた
Yoitasが売りに出されてからしばらくした後、たまに「モダンデコとYoitasって、どっちがいいですか?」という質問をいただくことがありました。
正直、そのときは「モダンデコってなに?」という感じですが、問い合わせが多かったので調べたところ北海道テレビやインスタグラムで紹介されて人気が出たようです。
私はYoitasユーザーだったので、「Yoitasがおすすめですよ~」と案内していましたが、「でも、見た目がおしゃれなんで、モダンデコにします」という人は結構いました。
家電売り場の人間としては、おしゃれも大事ですが「機能性」が分からないとちゃんとした案内ができないと思い、実際に使ってみることにしました。
除湿能力はYoitasとモダンデコも大体同じ
モダンデコもYoitasも、使っている吸湿剤の種類は違うものの、除湿の仕組みは「吸湿剤による除湿」なので効果の違いは感じませんでした。
モダンデコも、下駄箱とクローゼットで使用しましたが、使用中に靴やシャツにカビが生えることなく、しっかり除湿できていました。
なので除湿能力に差はなかったのですが、再使用するための「乾燥時間」と乾燥時の「本体温度」は結構違いがありました。
違いを感じたのは『乾燥』の時間と本体温度
Yoitasもモダンデコも、除湿ボトル内の吸湿剤が水を満水まで吸いきったら、再使用するために「乾燥スタンドで、乾燥」させる必要があります。
この『乾燥』について、Yoitasとモダンデコで下記のような違いがあります。
製品 | Yoitas | モダンデコ |
---|---|---|
乾燥時間 | 2時間 | 3時間 |
本体温度 | 30~40℃ | 50~60℃ ※手で触れない。 |
乾燥時間は「Yoitas」の方が「モダンデコ」よりも、1時間早く乾燥できます。
また、乾燥中は除湿ボトルが熱くなるのですが、「モダンデコ」の場合、50~60℃まで温度が上がるので「火傷しないように、安全な場所を確保」する必要があります。
確かに、見た目はモダンデコの方がおしゃれですが、「使いやすさ」はYoitasの方が上なので、「機能性よりも、見た目」という人以外はYoitasをおすすめいたします。
Amazonと楽天のレビューでは「1年くらいで壊れた」の報告あり
モダンデコを購入しようと思った際に、Amazonと楽天のレビューをチェックしたところ「1年ちょっとで、乾燥スタンドが壊れた」という口コミがありました。
筆者の場合は、比較のために購入したので、まだ4ヵ月くらいしか使っていませんが、特に壊れたりはしていません。
ただ、使用回数の上限があるところを見ると、耐久性はあまり高くないのかとは思います。
1年使用して約3,999円、普通の使い捨て除湿剤なら、1ヵ月3個(3畳分)使用で12ヵ月で36個、3個×6個セット(18個)が約1,600円なので1年で約3,200円。
差額は「約799円」なので、「水捨て不要」「1個のスペースで、使い捨て除湿剤3個分の除湿力」を1年使えることに799円の価値を感じないのであれば、普通の除湿剤の方がいいでしょう。
コードレス小型除湿機のおすすめ6商品
おすすめランキング1位と2位については、既にレビューや比較を交えながらご紹介させていただきましたが、「もっと色々な商品も知っておきたい」という方もいらっしゃると思います。
そこでここからは、コードレス小型除湿機について、おすすめ6商品をご紹介したいと思います。
1位:Yoitas コードレス小型除湿機
スペック項目 | 情報 |
---|---|
除湿量 | 100ml |
乾燥時間 | 2時間 |
乾燥時の本体温度 | 30~40℃ |
除湿範囲 | 約3畳 |
カートリッジサイズ | 19.5cm × 7cm |
水捨て | 不要 |
使用回数 | 半永久 |
テレビ東京、GetNavi、MonoMax(雑誌)、日経新聞など、あらゆるメディアで取り上げられた「Yoitas コードレス小型除湿機」がおすすめです。
この記事でもレビューを紹介しましたが、「コードレスなのに、しっかり除湿できる」「乾燥時間が短い」「乾燥時の本体温度が触っても火傷しないレベル」といった点が他のコードレス除湿機よりも優れています。
「翌日配送ですぐ欲しい」という場合はAmazonがおすすめですが、「安く買いたい」「除湿ボトルを複数安く買いたい」という場合は、楽天市場の公式ショップなら『セット割引』があるのでおすすめです。
2位:モダンデコ コードレス小型除湿機
スペック項目 | 情報 |
---|---|
除湿量 | 100ml |
乾燥時間 | 約3時間 |
乾燥時の本体温度 | 50~60℃ |
除湿範囲 | 約3畳 |
カートリッジサイズ | 18.8cm × 7cm |
水捨て | 不要 |
使用回数 | 約300回 |
おすすめ2位は、「モダンデコ AND・DECO コードレス小型除湿機 」です。
こちらは、北海道テレビでのみ紹介されていたようで、家電売り場でも「Yoitasとモダンデコ、どっちがいいですか?」と比較対象になるくらい人気です。
この記事でも使用レビューを紹介しましたが、「乾燥までの時間」「乾燥時の本体温度」「使用回数」はYoitasの方が上です。
ただ、「カラーバリエーション」と「値段」については、モダンデコの方が安くて選べる種類が多いので「なるべく安くて、おしゃれなものが欲しい」という方におすすめです。
3位:SKJAPAN シリカゲル コードレス除湿機
スペック項目 | 情報 |
---|---|
除湿量 | 100ml |
乾燥時間 | 2時間 |
乾燥時の本体温度 | 30~40℃ |
除湿範囲 | 約3畳 |
カートリッジサイズ | 19.5cm × 7cm |
水捨て | 不要 |
使用回数 | 約500回 |
おすすめ3位は、「SKJAPAN シリカゲル コードレス除湿機」です。
性能・見た目ともに、Yoitasそっくりですが、除湿カートリッジ1本あたりのお値段はお安くなっています。
SKJAPANも、日本のメーカーなので作りや性能はしっかりしたものが多いですが、除湿カートリッジ単体販売がなく、使用回数上限もあるので5位です。
4位:bianca+ コードレスコンパクト除湿機
スペック項目 | 情報 |
---|---|
除湿量 | 100ml |
乾燥時間 | 約3時間 |
乾燥時の本体温度 | 50~60℃ |
除湿範囲 | 約3畳 |
カートリッジサイズ | 19.5cm × 7cm |
水捨て | 不要 |
使用回数 | 数百回 |
4位は、「bianca+ コードレスコンパクト除湿機」です。
bianca+は、製造は中国ですが、販売会社は大阪府にある、おしゃれ家電ブランドです。
性能は2位のモダンデコと同じ位ですが、見た目はYoitasそっくりで、お値段はYoitasとモダンデコの中間くらいです。
Yoitasの見た目が好きだけど、値段は安いものがいい、だけど性能はちゃんとしたものがいいという人におすすめです。
5位:ottostyle コンパクトコードレス除湿機
スペック項目 | 情報 |
---|---|
除湿量 | 120ml |
乾燥時間 | 約2.5時間 |
乾燥時の本体温度 | 記載なし |
除湿範囲 | 約2畳 |
カートリッジサイズ | 20cm × 7cm |
水捨て | 不要 |
使用回数 | 約500回 |
おすすめ5位は、「ottostyle コンパクトコードレス除湿機」です。
あまり知られていませんが、ottostyleは日本のインテリアブランドで、ちょっと変わった家電やインテリアを販売しています。
除湿能力や乾燥時間は、Yoitasやモダンデコクラスですが、「乾燥スタンドがデカい」「謎タイマーパネルがある(これ本当にいらない・・)」ので3位にしています。
6位:長方形 コードレス小型除湿機
スペック項目 | 情報 |
---|---|
除湿量 | 100ml |
乾燥時間 | 記載なし |
乾燥時の本体温度 | 記載なし |
除湿範囲 | 約3畳 |
カートリッジサイズ | 17cm × 12.5cm × 4.5cm |
水捨て | 不要 |
使用回数 | 記載なし |
おすすめ6位は、「自然株式会社の長方形のコードレス小型除湿機」です。
Yoitasを模倣した商品が多いなか、「長方形で省スペースに設置できる」利便性の高さを追及した商品があり、会社名に反して非常に好感が持てます。
今回は、乾燥時間や乾燥時の本体温度、使用回数がメーカーから公開されておらず、情報不足により、6位といたしました。