乾燥機能付き洗濯機というと「ドラム式洗濯機」が人気ですが、1人暮らし物件ですと「防水パンのサイズが小さくて設置できない」ため諦めざるを得ないこともあります。
ただ、「ドラム式でなくてもいいから、乾燥機能付き洗濯機が欲しい」ということであれば、乾燥機付き縦型洗濯機を買うという選択肢もあります。
しかし、乾燥機付き縦型洗濯機も乾燥機能なしのものと比べるとサイズが大きいので、選び方には少し注意が必要です。
そこでこの記事では、1人暮らしで乾燥機能付き縦型洗濯機を買うときのチェックポイントや1人暮らし向け物件に適したおすすめの乾燥機能付き縦型洗濯機をご紹介したいと思います。
もくじ
1人暮らしで乾燥機付き縦型洗濯機を選ぶときのポイント
最初に、1人暮らしで乾燥機能付き縦型洗濯機を買いたいという人が「チェックしておいた方がいいポイント」について解説したいと思います。
基本的なことばかりですが、「はじめて自分で洗濯機を買い替える」という人はチェックされることをおすすめいたします。
- 【選ぶときのポイントもくじ】
- ・1人暮らしでは何キロを選べばいい?
- ・1人暮らし物件の防水パンサイズについて
- ・乾燥機能と簡易乾燥機能の違い
記事下部で紹介しているおすすめ一覧は、ここで紹介するチェックポイントをクリアしている製品を紹介していますので、「おすすめだけ知りたい」という方は下記リンクからページ下部に移動できます。
1人暮らしで乾燥機付き縦型洗濯機を買うときは何キロを選べばいい?
国内有名メーカー(パナソニック・東芝・日立・シャープ)の乾燥機能付き縦型洗濯機の最小モデルは、「洗濯容量8kg」です(シャープのみ5.5kgあり)。
洗濯容量は1人暮らしの洗濯物2~3日分を1回で洗える位のサイズですので、1人暮らしの人で乾燥機能付き縦型洗濯機が欲しい人は「洗濯容量8kg」を選ぶといいでしょう。
9kg以上は1人暮らし物件では設置できない可能性あり
9~10kgの乾燥機能付き縦型洗濯機でも、1人暮らし物件の標準的な防水パン(内寸590×590mm)には設置が可能です。
しかし、防水パンは設置可能なサイズでも「蛇口の位置が低くて設置できない」「通路に洗濯機の前面がはみ出して邪魔」という問題が起こる可能性があります。
そのため、特に理由がなければ、8kgサイズのものを選ぶのが安心です。
縦型洗濯機なら乾燥機付きでも1人暮らし物件の防水パンに設置可能
「乾燥機能付きのドラム式洗濯機は防水パンの内寸が足りなくて諦めたけど、縦型は大丈夫かな・・・」と、防水パンのサイズを心配される方は多いと思います。
しかし、1人暮らしの賃貸物件によく設置されている「内寸590×590mm(外寸640×640mm)」であれば、乾燥機能付きでも大体の縦型洗濯機が設置可能です。
ただし、先ほども紹介しましたが防水パンは設置可能なサイズでも、「蛇口の位置」「通りへのはみ出し」という問題が起こることがあるので、9kg以上のサイズが欲しい人は採寸をしっかりした方がいいでしょう。
一般的な防水パンのサイズについて
一番広く普及している正方形防水パンのサイズは「内寸590×590mm(外寸640×640mm)」です。
この正方形タイプの防水パンなら、この記事内で紹介している乾燥機能付き縦型洗濯機は設置することができます。
長方形タイプでも、短辺の内寸は590mm以上あるものが多いのですが、有効内寸が短いものがあるため、その場合は別途「かさ上げ台」が必要になります。
長方形タイプの防水パンで、有効内寸の測り方に自信がない方は、かさ上げ台を事前に購入して設置は購入店舗の設置サービスを利用されることをおすすめします。
1人暮らし向け縦型洗濯機に多い乾燥機能と「簡易乾燥機能の違い」
洗濯機選びで非常に多い間違いの一つが、「乾燥機能と簡易乾燥機能」の間違いです。
比較項目 | 乾燥機能 | 簡易乾燥機能 |
---|---|---|
乾燥方法 | ヒーターで熱した空気を使って乾燥させる | 外気から取り込んだ空気を洗濯槽内に入れる |
乾燥後に干す必要があるか? | なし | 干す必要があり |
簡易乾燥機能は「洗濯物を完全に乾かす」機能ではないので、注意しましょう。
メーカー・モデル名・型番が同じでも、乾燥機能付きと簡易乾燥のみの機種もありますので、選び間違いにご注意ください。
1人暮らし向け乾燥機付き縦型洗濯機おすすめ5選
ここでは、1人暮らし向け乾燥機付き縦型洗濯機のおすすめを5つご紹介します。
最近の各メーカーの乾燥機能付き縦型洗濯機の最小サイズは8kgですが、これは1人暮らしの「2~3日分の洗濯物を1回で洗える」容量です。
9kg以上になると防水パンは設置可能サイズでも、蛇口の高さや壁面からの距離が足りないものが出てくるのでご注意ください。
一番最後におすすめしている「シャープ 縦型洗濯機 ES-TX5E」のみ、洗濯容量5.5kgの極小サイズですのでご注意ください。
- 【おすすめもくじ】
- ・東芝 縦型洗濯機 AW-8VM1-W
- ・パナソニック 縦型洗濯乾燥機 NA-FW80K9
- ・日立 縦型洗濯機 BW-DV80G
- ・シャープ 縦型洗濯機 ES-PX8F
- ・シャープ 縦型洗濯機 ES-TX5E
- ※クリックで、各解説に移動します。
東芝 縦型洗濯機 AW-8VM1-W【乾燥機能付き】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・乾燥機能が欲しい
- ・静かな洗濯機が良い
- ・大手メーカーでもなるべく安いのが良い
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
AW-8VM1-Wは、「洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg」で、1人暮らしにおすすめです。
乾燥機能付いている洗濯機は大手メーカーだと10万円越えが当たり前ですが、こちらは10万円以下で売られているのをよく見かけます(正確な値段は、販売元ページでご確認ください)。
特に、楽天ビック(楽天とビックカメラが提携したサイト)では、ポイント還元セールによる大幅キャッシュバックも期待できるので、「大手メーカーの乾燥機能付き洗濯機をお得に買いたい」人におすすめです。
パナソニック 縦型洗濯乾燥機 NA-FW80K9【乾燥機能付き・1~3人】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・乾燥機能が欲しい
- ・洗剤、柔軟剤の自動投入機能が欲しい
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
パナソニックの縦型洗濯機で乾燥機能がついているのが、「FWシリーズ」です。
洗剤の自動投入機能については賛否両論ありますが、「ジェルボールは嫌、液体洗剤がいい」という人には便利な機能です。
NA-FW80K9は、「洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg」なので、1人暮らしにおすすめです。
日立 縦型洗濯機 BW-DV80G【乾燥機能付き】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・服のシワを少なくしたい
- ・乾燥機能が欲しい
- ・AI、スマート家電大好き
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
BW-DV80Gは、「洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg」で、1人暮らしにおすすめです。
乾燥機能付きのビートウォッシュの中では一番小さいサイズなので、「洗剤自動投入」「洗濯コンシェルジュ」などの機能は付いていません。
ただ、シワ低減コースやAIお洗濯などの日立ならではの機能は搭載されていますので、小さいサイズの高機能洗濯機が欲しい方にはおすすめです。
シャープ 縦型洗濯機 ES-PX8F【乾燥機能付き】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・乾燥機能が欲しい
- ・プラズマクラスター大好き
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
BW-X90Gは、「洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kg」で、1人暮らしにおすすめです。
価格は、大手メーカーの中では高価ですが、「プラズマクラスター」が搭載している洗濯機はシャープだけですので、プラズマクラスターが好きな人にはおすすめです。
シャープ 縦型洗濯機 ES-TX5E【乾燥機能付き】
- 【こんな人におすすめ!】
- ・乾燥機能が欲しい
- ・小さいサイズがいい
- ・大手メーカーでも安いのがいい
- 【設置できる防水パンのサイズ】
- 内寸590×590mm(外寸640×640mm)
- ※一般的な正方形タイプなら、設置可能サイズです。
ES-TX5Eは、「洗濯容量5.5kg、乾燥容量3.5kg」で、1人暮らしにおすすめです。
乾燥機能付きの縦型洗濯機の中では非常に小さいサイズで、価格も6万円前後と乾燥機能付き洗濯機の中ではかなりお安くなっています。